すーさんは大黒柱かーさん

子育てと介護と元ブラック勤務が同時の主婦の生きるヒント

父の骨の行き場を3年迷いました

わたしの父は59歳の若さで亡くなりました。

退院した次の日でした。

私が仕事から帰ってきた夜9時に自宅で発見。

死因は不明。

 

自宅で死ぬと困ります。

救急車呼んだのに、完全に死んでて運んでくれなくて、警察呼ばれて、5時間ほど待たされた。

人が死ぬと2日は眠れませんね。

大忙しだった。

当日夜中の3時でも来てくれた葬儀屋さんに、感謝!

 

 

私の子供が生まれる前の年で、 父の一番上のお兄さんが亡くなった翌年。

 

4人兄弟の末っ子が、長男の次に死んだわけです。

 

父は入院先から一度だけ、お兄さんのお見舞いに行くことができました。

 

自分も立ってるだけで精一杯でしたが、

話すこともできなくなったお兄さんの体をさすりながら、

「兄貴は強いなぁ。がんばったなぁ。」と何度も励ましていたことを覚えています。

 

最後までわたしの父に、体当たりで助けにきてくれてたのはこの方だけでした。

 

次男と、三男は遠くから見てるだけ。

この二人はまだ健在だ。

 

どうして良い人は早く死んじゃうかなー?なんて考えちゃいます。

 

 

遺言とか終活とかしてます?

 

父は病院から「いつ死んでもおかしくない」と言われて6年たっていたので、

死んだらどうしたいとか、

銀行はとか、

葬式は、

とか話してました。

自宅の冷蔵庫に「死んだらすることリスト」の封筒が貼られてました。

 

親戚からは、

「こんなもの貼らせて!」となじられましたが、

絶対に必要なものですし、

あって本当に助かりました。

 

口座の暗証番号や保険なんかがどうなってるのかとか。

死んだらここに電話すれば、葬儀屋さんがきて全部やってくれる、とか。

自分の荷物はどこそこへ連絡すれば、処分してくれる、とか。

 

残す財産はなかったけど、とてもスムーズでした。

 

ほんとうは、

「葬式はいらない、火葬許可証もらえれば火葬できるから、あとはお墓に入れるだけ」

の希望でしたが、

三男のおじが牧師なので、プロテスタント式で立派な葬送をしてもらえました。

 

父の希望ではなかったけど、最後に友達にも会えて文句はないでしょう。

 

その中で「お墓は」ということなんです。

 

以前ちらっと書いた、私と父の父母が入ってるお墓。

kininarusuzu.info

父本人は、ここに入る気満々でした。

毎年、一緒にお墓参りにも行っていました。

 

祖父は、父が5歳くらいで亡くなっているので、わたしはもちろん会ったことありません。

祖母は母が去ってから、8歳まで育ててもらいました。

 

この祖母と父と一緒に何度もお墓に訪れていたので、なんの迷いもなく入りたいなら

入れるもんだと思ってたんですよ。

 

祖母はもちろんこのお墓に入りました。

 

ところが父の死後、次男のおじさんが「あのお墓には入れないよ」と言ってきました。

 

お墓は長男家族しか入れないとゆーのです。

 

この次男おじさん、実は長男おじになるんですよ。

 

祖母は再婚したので、亡くなった長男だけ父親が違う。

苗字が違うのです。

父を含む三兄弟と一番上の別姓兄貴という関係。

 

で、このお墓は次男家族のお墓だそうです。

 

調べたら、法律的な制限は特にないのに、習慣的にそういうところが多いとのこと。

 

うちはそういうとこみたい。

 

で、父の遺骨の行き場を探し始めました。

 

 

ちなみに、わたしはお墓いらない派です。

 

わたしの遺骨処理の希望は、残さず処分。

誰も持ち帰るな。

 

形式的に何かしたいなら、

一つまみ、沖縄の海へ散骨 希望

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 この希望は、娘に言ってあります。

 

親戚たちは、子供たちにお墓参りの経験をさせるために必要だと言います。

 

なるほどね。

 

うちは毎年経験させてきたわ。

私にとっても子供の頃から、レジャーの一つだ。

 

大きなお寺さんに菓子折り渡したり、

立派なご本尊の前で、

ご住職さまと「罪作りな、さい銭箱」のお話をしたり、

お墓の掃除やお花の飾り方、

線香をたむけて、

おばあちゃんとお話しする。

 

ここでひととおり経験できるので、うちは他にはいらないです。

 

 

いろいろ探してみたんですが、お墓を持つことが嫌すぎてずっと父の遺骨を手元に置いていました。

父の入りたかったあのお墓に入れないならどうしようかな。

 

わたしのように海にまくか、

理想的だなと常々考えてる「樹木葬」で探してみたりもしました。

 

牧師の三男おじは、プロテスタント式の葬式をしたんだからそういうお墓に埋葬すべきと案内書を送ってくれてました。

神社仏閣は毛嫌いしていて、「神社なんかに行ってるから、日本人はだめなんだ」と言ってる一家ですので、

なるべくつかず離れず。

宗教にはちょっと深く関わりたくないです。

 

祖母も親戚各家庭でも宗教がバラバラで、それぞれ陰で文句を言っているのを小さい頃から見てきたためです。

どんなに困っても宗教にはすがるまい。

 

で、わたしがなかなか納骨しないことに、周りのほうがイライラしたようで、

 

「もういいからうちの墓に入れちゃおう」

  

次男おじのほうから提案され、よろしくお願いしまーす。

となりました。

 

父の死後3年たった夏、無事本人ご希望のお墓に納骨。

 

住職から言われ、用意した半紙にお骨を包んでお墓に入れる。

 

量が多くて、半紙からはみ出たお骨を、素手でわしわし入れましたよ。

  

結果オーライ。

 

自分の行き場は確実に行けるとこなのか、調べとかないとね。